違う選択

再手術前日(入院予定日)の7日朝・・・今度は右耳の付け根と左目の3センチ上あたりにまた肥満細胞腫を見つけました。昨日まではなかったのに・・・。

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右耳付け根の腫瘍はMuffinが掻いてしまったようで、すでに自壊出血して腫れていました。

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親指の少し上のあたり毛が立っている部分が1日に見つけた腫瘍で、針生検後出血、腫れてかさぶたになっています。こんなに近い場所に出ました。


5月20日 1個目の肥満細胞腫発見(28日に切除)
6月1日 2個目(切除した傷痕付近)3個目(頭耳の間中央)を発見
6月4日 4個目(右後足)の肥満細胞腫発見
6月7日 5個目(右耳付け根)6個目(左目の3センチ上)

これだけ見てきたらもう検査を受けなくても見ただけで確信出来るようになってしまいました。

本当なら明日再手術を受けさせるための入院予定日でしたが、朝からずっと考え、悩み、夕方主人が帰宅するまでに私なりの結論を出していました。
病院へ向かう車中で主人に私の気持ちを伝え、賛同してもらいました。

S病院到着後診察室に呼ばれ、また2個の腫瘍が出たことを報告。
2個の腫瘍は針生検をお断りしました。(検査の刺激で腫瘍が大きくなるのが分かっていたからです。)
この速度での腫瘍の増え方を見る限り、今回切除したってきっとまた出るはず。

「もう手術はやめました。これ以上、痛みや副作用の伴う治療はしません。」とS先生にお伝えしました。

c-kit遺伝子変異検査の結果が届いていましたが、「患者のc-kit遺伝子に変異は認められませんでした。」
(※一般的に、c-kit遺伝子に変異があるとメシル酸イマチニブが奏効する可能性が高いと言われています。)
ということで、グリベックによる治療もMuffinの場合は効果は期待されないという結果でした。

病理結果はまだ出ていませんでしたが、グレードの結果がどうであれ、頭に同時に3個の腫瘍が出来た場合はS先生も手術は無理だと思われたようです。
考えてみればそうですよね、移植でもしなければつなぎ合わせる皮膚がありませんから・・・。
あまりに速いスピードで腫瘍が増え続けることにも驚かれていました。

抗癌剤治療をやめることに関しては「副作用は出る場合と出ない場合がある」と仰いましたが、目に見える反応はなくても身体の中で白血球数がゼロに近くなることは確実なので、抵抗力がなくなると思いお断りしました。
ステロイドもやめると痒みが増すかもしれないということでしたが、やめる方向で量を減らすようにお願いしました。

「そういう選択もありますね。」
S先生、私がもう諦めたと思われたんでしょう。
飼い主の意向ということでそれ以上は何も仰いませんでした。

2010.6.7 治療費S病院 (Muffin10歳9ヶ月)
再診料630円 内服薬6日分693円 合計1323円
プレロン錠1日5mg、タベジール1日1mg、ガスメット(胃の保護剤)1日5mg

ステロイド1日10mgから5mgに減量です。



すべてを受け入れることにしました。
諦めるのではなく、受け入れることにしました・・・。
残りのMuffinの時間を長さではなく質で考えることにしました。

少しでも長く一緒にいて欲しい!
その気持ちに変わりはありませんが、残りの時間をMuffinの立場になって考えたら、これ以上の痛みや副作用を伴う治療は望まないのではないか?

たとえ手術をして数ヶ月寿命が延びたとしても、抗癌剤治療が始まれば食欲もなくなり、感染症の心配が伴い、外にも出せなくなる。
今、食欲もあって食べられているうちにしっかり食べさせてやり、外で遊ばせてやることがMuffinの望んでいることじゃないのか?
残り時間の長さだけを望むのは私自身のエゴであり、決してMuffinが望んでいることではないのではないか?

そう思ったら手術すること、抗癌剤治療を受けることだけが選択肢じゃないんだと思えるようになりました。
正直不安でいっぱいです。
この先Muffinにどれだけ時間が残されているのか・・・考えたくもありません。
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by mufmin | 2010-06-07 16:30 | 再発